【連載】VirtualBox + Kali Linuxによるハッキング実験室 最終回 ~ Netcatを用いた各種通信 ~
はじめに
この連載ではVirtualBox + Kali Linuxを用いたハッキング実験を行います。今回は最終回です。
前回はターゲット端末に侵入した際のログの改ざん方法を紹介しました。
今回はNetcatを使用した様々な通信方法を紹介します。
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ファイル転送
転送するファイルを準備する
Mac側で次のような内容のin.txtを用意する。
$ echo "Happy Hacking" > ~/in.txt
次のようにnetcatを実行します。
$ nc -l 4444 < ~/in.txt
これは、4444ポートで接続を待ち受けて、
接続した相手に~/in.txtを送信する、、という意味です。
macからkaliにファイルを送信する
kali側からmacの4444ポートにnetcatで接続しましょう(ここではmacのIPは192.168.0.16とする)。
$ nc 192.168.0.16 4444 > out
これは接続先(ここではmac)から送信されてきた内容をoutに保存します。 コマンドの実行が完了したら、kali側で以下のコマンドを実行しましょう。
$ cat out Happy Hacking
確かに、macからファイルが転送されてきていますね。
まとめ・次回
今回はNetcatを使用したファイルの転送について学びました。